プーアール茶製造工程
プーアール茶は、中国雲南省の雲南大葉種を原料とするお茶です。形状は散茶と緊圧茶(蒸気で圧縮成型したお茶)があります。雲南大葉種の芽は、白毫に覆われている。葉は、小葉種煮に比べカテキン類や可溶分成分、ポリフェノールの含量が高いため、大葉種を原料としたプーアール茶は艶のある濃い紅色、味は濃厚で何煎も淹れて楽しむことが出来る。
プーアール茶の製造工程
①摘採→②萎凋→③釜炒り殺青→④揉捻→⑤日光乾燥
→プーアール素茶(晒青緑茶)
生茶↓ 熟茶↓
⑥選 別 ⑥渥堆(発酵)
↓ ↓
⑦計量・成型 ⑦篩分け・選別
↓ ↓
⑧緊 圧 ⑧乾 燥(熟散茶)
↓ ↓
⑨乾燥・保管 ⑨緊 圧
↓
⑩乾燥・保管
①摘 採
喬木古茶樹の葉を摘む少数民族ハニ族の女性
②萎 凋
水分の一部をとばす
③殺 青
発酵を止めるために釜で炒って熱を加える。生葉の酵素は50~60℃前後で活性が最も高くなり85℃以上になると失活する。殺青時は生葉の温度を1~2分間で85℃以上に上昇させる。また、加熱することで葉の青臭さ生臭さが消え良い香りが出て茶葉も柔らかくなり揉捻作業を容易にする
④揉 捻
茶の出を良くし形を整えるために葉を揉む。殺青してから熱いうちに揉捻機にかける。冷めると葉が硬くなり揉圧で葉が壊れる
⑤日光乾燥
天日で乾かし晒青緑茶(プーアール素茶)を仕上げる
生茶 ⑥選別⑦計量⑧成型
餅茶1枚の量をはかる。
蒸気をあてて布袋に詰め口を固く縛り成型する
生茶 ⑧緊圧
生茶 ⑨乾燥・保管
風通しの良いところで温度湿度を適切に管理し、3~4日かけて乾燥させ紙に包み、7枚を1筒に竹皮で包み保管する
熟茶 ⑥渥 堆(発酵)
熟茶 ⑦篩分け選別⑧乾燥
各グレードに選別され熟散茶の完成。
熟茶 ⑨緊 圧
計量、成型されプレス機で緊圧
熟茶 ⑩乾 燥
風通しの良いところで温度湿度を適切に管理し、3~4日かけて乾燥させ紙に包み、7枚を1筒に竹皮で包み保管する
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曼弄の茶山 古茶樹に自生する蘭
茶を摘むハニ族の女性 喬木古茶樹
山の製茶工場
出来たての晒青緑茶(プーアール生茶)